■ポーニョ、ポニョ、ポニョ、微妙な子…

休日にわざわざ出かけるのも面倒なので仕事帰りに観てしまいました。
今日は千円で観られる日でもあるし。

今回はほとんど予備知識も仕入れなかったせいもあって
スクリーンに集中できました。
「丘」の上のポニョと勘違いしてたくらいだし…

そんな訳で落胆もしなかったのですが（笑）、監督の狙い？と違って
どう考えても子供向けの作品ではないですね、これ。
館内の子供の笑い声もほとんどなかったもんなあ。
食い入るように観ていたのだとは思いますが…

なんかですねー、最後はハッピーエンドなんだけど後半って
どうも不吉で死の影が漂っている感じなんですよね。
だから手書きのエンドロールや例の脳天気な唄が違和感ありありなのです。

ネットで調べると同じことを感じている人は多いみたいです。
ひまわり（老人介護施設）の車椅子の老女達が最後まで
自分ひとりで歩けていたのは違和感ありありだったのですが、
宗介やリサを含めてみんなあちらの世界に行ってしまったから
なんだと勝手に解釈し納得しました（笑）
（宗介以外の街の人は死んだという人もいますね）

監督のこれはファンタジーなのに大人は理由を求め過ぎという
言い逃れはできないような気がします（笑）
もともと人物をじっくり描くとか面白いストーリー作りということには
無関心（苦手？）で、設定さえしてしまえば満足してしまうような
人という感じを受けますね。

とはいえアニメーションとしての「動き」は相変わらず一級品だし
観る価値はありますよ。タコの動きとか面白かったなあ。