■地味な光景だけれども

年賀状の宛名とひとことを書いています…

年末なのでふと思ったことをいくつか書いていきたいと思います。
チラ裏なので読み飛ばしてもらってかまわないっす。

地元の駅前は再開発中でベデストリアンデッキを作っており
先日その一部が通行可になりました。
私鉄の郊外の駅ですからそこから眺める光景は地味なもんです。
でも今まで見たことのない位置からの眺めなので
ハッと心が動かされるものもあったりします。不思議だ。

安全とはいえ高所なので微妙に心が不安定になっていることもあるし、
昔ながらの景色の横ではまだ工事中の建造物もある対比が
地味に心を動かすのでしょうね。

幼い二人の子を連れた若夫婦も立ち止まって眺めていました。
街で見かける若い家族って厚かましい振る舞いの人達もいて
けっこう苦手だったりするのですが、この一家は普通に大人しそうで
その何でもないような一家の姿がよかったなあ。

その家族が眺めた地味な光景も案外本人達の記憶に
残るんじゃないかなと想像しています。
おそらく彼らは私と近い感性の持ち主だと思うので。
一家でネズミーランドに行ったという象徴的・記号的なことばかりが
思い出に残るんじゃなくて要は日常とのちょっとした落差だよね。

でもずっと後になって一方が「あの時ああだったね」といっても
「そんなことあったっけ？」と返されたりしたらネタとしては面白いんだけど、
そんなのばっかりだったら夫婦としてはけっこうイヤですね（笑）